この記事の目的
Webの世界は日進月歩で進化していて、便利で新しい技術がどんどん登場しています。
その進化に伴い、新たな用語も年々増えています。
私たちが提供する「ホームページ制作サービス」の観点から専門用語を抜粋して分かりやすくお伝えします。
この記事の対象読者
Web制作を始めたばかりの人。
Webデザインを行なっているが、言葉の定義を再確認したい人。
自社でWeb担当を任されたが専門用語についていろいろ知りたい人。
など、Webに限らずDXに携わるすべての方に。
カルーセルとは
英語で書くと「carousel」、意味は「回転木馬」になります。スライドショーやフェードで表示させる要素です。画像、動画など訴求したいコンテンツを複数表示できるので表示領域の節約にもなります。
また、言葉の役割として「スライドショー」「スライダー」は別の意味のように捉えられている向きもありますが、現在ではほとんど同じ意味合いで使われています。
こちらはカルーセルの形式です
こちらはスライドショーの形式です
カルーセルのメリット
カルーセルにより複数のコンテンツをファーストビューで表示させることには、ユーザーが一度のアクセスで複数の情報に触れることができるというメリットがあります。
PC画面で見るカルーセルは、多くのWebサイトではファーストビューにあたるホームページの上部に配置され、サイト自体の紹介やキャンペーンのバナーのような扱いになっています。
反対にスマホやタブレットのWebアプリケーションでは、カルーセルは「広告」の役割を持っていることも多く、商品などのリストが横に連なって表示されています。
Webデザインの観点からは外れますが、現在では、LINEのテンプレートにもカルーセルを使うことができるようです。ボタンを沢山設置でき、セミナーの申し込みや会社情報のメニュー表示に使われます。
カルーセルのデメリット
Webサイトを隅から隅まで見るユーザーはほとんど居ないように、カルーセルで表示される全てのコンテンツを見てくれるユーザーもほとんど居ません。
表示速度の問題もありますが、ユーザーに伝えたいコンテンツがいくつもあるからといってユーザーはそれを複数とは捉えず、一枚の画像のように捉えます。
また、カルーセルの存在に気づかないくらいすぐにスクロールしてしまうユーザーも多いので、ファーストビューに長く留まらないため、訴求したいコンテンツを見逃す可能性もあります。
カルーセルの真実
2013年発表の内容ですが、ノートルダム大学のWeb開発者であるErik Runyon氏のレポートによれば、「サイト訪問者の1%のみがカルーセルをクリックし、その中でも89.1%前後は1枚目をクリックするが、2枚目以降はさらにその半分以下しかクリックしない」というような結果が出ています。
ある意味、衝撃的な内容ですが、実体験に照らし合わせるとそこまで差異は感じないのではないでしょうか。また、この報告内容を鑑みても、カルーセルに全幅の信頼をおくべきではないことは明白です。
それよりも、このWebサイトで訴求したいコンテンツを一つに絞り、そのデザインとSEOに力を注ぐべきでしょう。
弊社のホームページ制作サービス「ZIUS」の持つ強みをご紹介します!是非一度ご覧になって、その安さ・手軽さを実感してください!