いきなりですが、最近「モーダルウィンドウ」が表示されるホームページはどのくらい見ましたか?
ホームページを制作している人なら知っているワードだと思いますが、知らない人からしたら意味がわからないですよね。
このモーダルウィンドウ、最近は多くのホームページで利用されています。
モーダルウィンドウとはどういったものか、そのメリットやデメリットを知っておくと、この先ホームページを制作するうえで非常に有利になります。
この記事では、モーダルウィンドウの基本から、そのメリット・デメリット、実装方法までを解説します。
この記事の目的
Webの世界は日進月歩で進化していて、便利で新しい技術がどんどん登場しています。
その進化に伴い、新たな用語も年々増えています。
私たちが提供する「ホームページ制作サービス」の観点から専門用語を抜粋して分かりやすくお伝えします。
モーダルウィンドウとは?
モーダルウィンドウとは、特定の情報をユーザーに伝えるため、または特定のアクションを促すために、ホームページやウェブデザインに取り入れられる小さなウィンドウやダイアログボックスのことを指します。
これは、ユーザーに何らかの情報を提供するか、特定のアクション(例: ログイン、サインアップ、確認など)を求めるために使用されます。
モーダルウィンドウが表示されている間、背後のコンテンツは不活性化され、ユーザーの操作が制限されます。
モーダルウィンドウを導入するメリット
なぜ、モーダルウィンドウをホームページに導入するのでしょうか。そのメリットをまとめました。
- ◆ユーザーの注意を集中させる
-
ウェブデザインやホームページ制作において、他の要素とは独立して表示されるモーダルは、ユーザーの注意を特定の内容やアクションに向けることができます。
- ◆コンバージョン率の向上
-
サインアップやダウンロードなどの目的のアクションを取らせるのに有効です。
- ◆情報の提供
-
重要なお知らせや詳細情報をユーザーに直接伝えるのに適しています。
モーダルウィンドウのデメリット
先ほどメリットを書きましたが、もちろんデメリットもあります。これらを踏まえてホームページへの導入を検討しましょう。
- ◆ユーザーエクスペリエンスの低下
-
ウェブデザインにおいて、過度に使用したり、不適切なタイミングでのモーダル表示は、ホームページのユーザーエクスペリエンスを低下させるリスクがあります。
- ◆モバイル対応の問題
-
スマートフォンやタブレットでの表示が不適切である場合、ユーザビリティが損なわれることがあります。
- ◆SEOへの影響
-
悪用されると、検索エンジンのランキングに悪影響を与える可能性があります。
モーダルウィンドウを使用するケース
モーダルウィンドウを使用すべき具体的な場面やケースについてまとめました。
- ◆重要な情報の提示
-
新しい機能の紹介やアップデート情報など、ユーザーに確実に知ってもらいたい内容を提示する場合
- ◆アクションの確認
-
操作の確認(例:「本当にこのアイテムを削除してもよろしいですか?」)や、エラーメッセージ、成功メッセージなど、ユーザーのアクションに対するフィードバックを提供する場合
- ◆フォームの入力
-
インアップ、ログイン、フィードバックの提供など、短いフォーム入力を求める場合。ただし、長いフォームの入力には不向き。
- ◆追加の情報の提供
-
一覧ページなどでアイテムや商品の詳細情報を表示する場合や用語の説明、ヘルプ情報などを提供する場合
- ◆コンテンツのプレビュー
-
画像、動画、文章などのコンテンツの一部を拡大表示する場合
- ◆ユーザーの操作を一時停止
-
ユーザーが特定のアクション(例: 利用規約の同意)を取らないと次に進めない場面で、ユーザーの操作を一時的に制限する場合
- ◆設定やオプションの選択
-
ある機能やページに関する設定変更やオプションの選択を求める場合
モーダルウィンドウを使用する際の注意点
- ユーザーがモーダルウィンドウを容易に閉じることができるようにする。
- モーダルウィンドウの内容が明確で、目的に応じたデザインとなっていることを確認する。
- モーダルが表示されるタイミングや頻度に注意し、ユーザーの操作を不必要に中断しないようにする。
モーダルウィンドウの実装方法
- ◆基本的なHTMLとCSS
-
モーダルウィンドウの基本的な構造を作成するためのコードです。このコードは、モーダルウィンドウを初めは非表示にしておき、ボタンをクリックすることで表示・非表示を切り替える基本的な実装例となります。
JavaScriptを使って動的に操作することで、ユーザーとのインタラクションを実現できます。
<!-- ボタン -->
<button id="openModal">モーダルを開く</button>
<!-- モーダルウィンドウの内容 -->
<div id="myModal" class="modal">
<div class="modal-content">
<span id="closeModal">×</span>
<p>こちらはモーダルウィンドウの内容です。</p>
</div>
</div>
/* モーダルウィンドウの基本スタイル */
.modal {
display: none;
position: fixed;
top: 0;
left: 0;
width: 100%;
height: 100%;
background-color: rgba(0,0,0,0.7);
}
.modal-content {
position: fixed;
top: 50%;
left: 50%;
transform: translate(-50%, -50%);
padding: 20px;
background-color: #fefefe;
border: 1px solid #888;
}
#closeModal {
float: right;
font-size: 28px;
font-weight: bold;
cursor: pointer;
}
- ◆JavaScriptの利用
-
モーダルウィンドウの表示・非表示のトリガーとなるアクションを制御します。このコードを使用することで、ボタンをクリックするとモーダルウィンドウが表示され、×アイコンやモーダルの外側をクリックするとモーダルウィンドウが非表示になります。
上記のHTML、CSS、JavaScriptのコードを組み合わせることで、基本的なモーダルウィンドウの実装が完了します。
// モーダルウィンドウとボタン、クローズアイコンの要素を取得
var modal = document.getElementById("myModal");
var btn = document.getElementById("openModal");
var span = document.getElementById("closeModal");
// ボタンがクリックされた時にモーダルを表示
btn.onclick = function() {
modal.style.display = "block";
}
// ×(クローズアイコン)がクリックされた時にモーダルを非表示
span.onclick = function() {
modal.style.display = "none";
}
// モーダルの外側をクリックした時にモーダルを非表示
window.onclick = function(event) {
if (event.target == modal) {
modal.style.display = "none";
}
}
- ◆ライブラリの活用
-
ライブラリを使用することで、より簡単にモーダルウィンドウを実装することができます。
- 特徴
-
jQuery UIに組み込まれているDialog機能を利用してモーダルウィンドウを実装することができます。基本的なモーダル機能のほか、多くのカスタマイズオプションが提供されています。
- 公式サイト
- 特徴
-
Bootstrapフレームワークには、モーダルウィンドウのコンポーネントが組み込まれており、レスポンシブデザインに対応したモーダルの作成が可能です。
- 公式サイト
- 特徴
-
このライブラリを使用すると、美しくモダンなアラートボックスやモーダルウィンドウを簡単に実装できます。多機能でありながら使いやすく、多くのカスタマイズオプションが含まれています。
- 公式サイト
- 特徴
-
軽量かつレスポンシブに対応した、高性能なモーダルウィンドウのライブラリです。特に画像や動画のポップアップ表示に最適化されています。
- 公式サイト
まとめ
今回のコラムはここまでになります。モーダルウィンドウについて少しは理解できましたでしょうか。
モーダルウィンドウの利点と欠点を理解し、適切に活用することで、とても良いホームページになるかと思います。
ホームページ初心者の方も、既にホームページを持っている方も、このガイドを参考に、モーダルウィンドウの導入や活用を検討してみてください。
とはいえ、自分でモーダルウィンドウを取り入れたホームページ制作を行うとなるとかなりの労力が必要となります。
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