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    海外サーバーのメリット・デメリットは?おすすめ3選比較と国内サーバーとの違いも解説

    Webサイトの立ち上げにあたって、国内のレンタルサーバーではなく、海外運営のサーバーを検討する方が増えてきています。
    例えば、海外のユーザーをターゲットにしたホームページの場合、海外サーバーのほうが国内サーバーに比べて表示速度が速くユーザビリティに優れているケースがあります。
    また、海外サーバーはスペックが高いにも関わらず、国内と比べて安価なレンタル業者が多い点も魅力です。

    海外サーバーを検討されている方のなかには、「海外サーバーの特徴やメリット・デメリットを詳しく知りたい。」と気にする方も多いのではないでしょうか?
    海外サーバーを安全に利用するためにも、まずは使用時の注意点を把握しておきましょう。

    本記事では、海外サーバーの特徴や選び方、おすすめの海外サーバー3選を解説します。
    また記事の最後には、海外ではなく国内サーバーの利用がおすすめである状況と、おすすめの国内サーバー「スピーバー」もご紹介します。国内サーバーとの違いを押さえつつ、ぜひ海外サーバーの理解を深めてみてください。

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    目次

    海外サーバーの特徴

    昨今において、国内・海外を問わずサーバー運営ではAmazonが提供するサーバー「AWS(Amazon Web Services)」が話題に上がります。AWSのリージョン(地域)は全世界を網羅しているので、目的の国・地域へ簡単にサーバーを立てられる点がメリットです。

    AWSサイト キャプチャ

    ただし、AWSによる海外サーバー開設では、設定をひとつ間違えると多額な請求に繋がってしまう可能性に注意が必要です。また、多機能であるがゆえに使いこなすまでに一定のスキルが求められるなど、学習コストが高い点もデメリットとしてあげられます。

    一方で、現地のレンタルサーバー会社なら、複雑な設定やトラブルを避けつつ海外でサーバーを運営しやすくなります。
    国内のレンタルサーバーでホームページを運営している企業にとって、自然災害の多さによる不安があるでしょう。日本は自然災害が多いため、なんらかの事象でサーバーがダウンしサービスや業務が停止する可能性もあります。このため、国内サーバーをメインに利用しつつ、バックアップサーバーとして海外サーバーを選ぶのは賢い選択といえます。
    企業における事業継続計画のBCP対策として、国内・海外サーバーの併用は重要な選択肢といっても間違いではありません。

    ただし、越境ECを運営する企業など、一部シーンにおけるSEO的観点では、サイトの国別トップレベルドメイン(.jpなど)と、サーバーのロケーションを同じにする必要があります。Googleの公式見解で、「コンテンツ理解にIPアドレスを考慮する」と述べられているので、SEOに配慮する場合はサイト構築の初期段階で気を付けておきたいところです。

    越境ECとは :
    国や地域をまたいだオンラインショッピング。たとえば海外のユーザーが、インターネットで日本のサイトで買い物をする事。

    海外サーバーのメリット・デメリットは?

    国内と海外サーバーの一番の違いは、サーバーのロケーションによる接続速度です。海外にサーバーがあるより、国内にサーバーがあったほうが物理的な距離が近いため、国内ユーザーにとっては接続速度が速くなります。
    業種によってはサーバーの接続速度が非常に重要なため、国内・海外サーバーの接続速度は大きな違いだと言えるでしょう。

    また、為替レートによるコストの違いも海外サーバー利用の前に考えたいポイントです。海外サーバーは、日本国内のサーバーより利用料金が安いサービスも多々見かけられますが、為替の影響を受けやすくなっています。

    さらに、通信速度・サポート体制は完全に日本のサーバー会社と同レベルではなく、一部の業者は海外向けのサポートを遮断している可能性も。
    コストは少し高くなってしまうものの、非常時でも安心できるやり取りを望む場合は、母国語が使えるサーバー運営会社の方が安心感を得られます。

    業種によっては著作権やサービス規約において、海外からのアクセスを許可していない場合もあります。
    たとえば、Netflixはユーザーアカウント登録がある国でのみ閲覧が許されています。つまり、日本からアメリカのNetflixコンテンツを見られません。この事は日本からのアクセスブロックを意味しますので、このようにターゲットユーザーに併せてサーバー選定をしましょう。

    しかしVPNを経由することで海外アカウントのNetflixにアクセスすることは可能なので、海外でのみ配信されている作品を見ることができます。
    参考:VPNとは
    https://speever.jp/useful/dictionary/vpn/

    海外サーバーのメリット

    ・海外のユーザーがターゲットのサイト運営だと、海外サーバーの方が表示速度は速い
    ・国内のサーバーと比べて価格が安い

    越境ECなどを運営している人は、海外サーバーの利用も選択肢のひとつです。
    日本のサーバーに置かれたホームページに海外ユーザーがアクセスしても、接続速度の遅さで離脱されてしまう可能性が高くなっています。
    運営者がどれだけ自力で表示速度改善のために力を尽くしても、日本の深夜にメンテナンスが入る場合は時差で海外のアクティブな時間に表示されない可能性も。
    このような事態が機会損失につながるのはいうまでもありません。ですので、海外ユーザー向けのサービスなら海外のサーバー会社を選んでおけば間違いないといえます。

    海外サーバーのデメリット

    ・サポート面の不安
    ・物理的な距離により表示が遅くなる
    ・信頼できる会社なのかチェックしにくい

    海外サーバーを使う一番大きなデメリットはカスタマーサポート面に不安が残る点です。
    なんらかの疑問やトラブルが発生した場合、すぐに対応を求めても、時差の関係で修復対応まで時間がかかるなどリアルタイムの対応が期待できないデメリットがあります。
    また、海外にサーバーがあると日本の法律で保護しきれない点も注意が必要です。万が一の場合、データを救出できなくなる可能性もあるので海外サーバーを選定するときは法律面を含め注意して比較検討しましょう。

    海外サーバーの選び方

    海外向けユーザーを対象にWebサービスを始めるときは、海外サーバーを選ぶのもポイントです。そのとき、ターゲットの国に合わせたドメインを決める必要があります、
    ドメインには、日本であれば.jpオーストラリアであれば.atインドであれば.in台湾であれば.tw、といったようにその国を表すドメイン(ccTLD)があります。

    先述した通り、国を意味するドメインとサーバーのロケーションが同一でないとSEO的には効果が薄いので、ドメインをccTLDにするのであれば、まずはそのターゲット国のサーバー企業を選ぶのもポイントです。
    サーバー契約の際にドメインを1つ無料で配布するサーバー会社もあるので、固定費の節約にもなります。
    本章ではほかに、価格・回線速度・スペック・対応言語といった観点から海外サーバーの選び方もご紹介します。

    ccTLDとは :
    国ごとに割り当てられたトップレ ベルドメイン名の意味で、ISO 3166-1のカントリーコード(2文字)に基づいて 割り当てられています。

    価格で選ぶ

    海外のレンタルサーバーは、国内のサーバーと比べると比較的安価な価格で契約できる点がメリットです。後ほどご紹介するおすすめ海外サーバー1つ目の「Bluehost」は、1年間ドメインが無料となる特典も付帯しています。
    シンプルなブログスタイルなら、どこのレンタルサーバー会社でもBasicプランで十分ホームページを運営できます。

    余談ですが、登録したドメインは登録者の情報が世界中に公開されてしまう点にご注意ください。「住所アドレスや氏名を誰にも知られたくない」と感じている人は、サーバー会社が登録者情報を代理で公開するDomain Privacy Protectionオプションを利用するのも選択肢のひとつです(主に有料)。
    それらを利用すれば、ドメインを通じて登録者の住所アドレスや氏名が特定される心配もなくなります。

    言い換えれば、Domain Privacy Protectionを購入しないと、あなたの住所がドメイン登録者情報として世界中に公開されてしまうのです。ドメインの登録者情報は検索すれば誰でも見られるため、必ずオプションを購入するのをおすすめします。

    回線速度で選ぶ

    回線速度が遅いと、ホームページの表示を待たずにサイトを閉じられてしまう可能性があります。海外ユーザー向けのサイトなら、ターゲットとするユーザーの現地サーバーと契約するのが大切です。

    米国設立のWebアクセス解析ツール提供会社「Kissmetrics」の調査によると、ネット利用時に3秒以上ページの読み込みに時間がかかると、離脱するユーザーは40%になると報告されています。ターゲット層に応じて海外サーバーのロケーションを選び、速度改善に努めるほうがよいのは明白です。

    出典:
    How Loading Time Affects Your Bottom Line
    https://neilpatel.com/blog/loading-time/?wide=1

    ターゲットユーザーとはミスマッチな海外サーバーと契約してしまうと、アクセスに時間がかかるだけではなく、最悪タイムアウトで閲覧すらできない可能性も残ります。

    容量などのスペックで選ぶ

    レンタルサーバーを利用するときはスペックも大事なポイントです。海外のレンタルサーバー会社には、容量が無制限のサーバーもあります。
    転送量制限のあるサーバーは一般的ですが、なかには無制限の海外サーバーもあります!

    コンテンツを盛りだくさんにして画像も多めなECサイトの運営者さんには外せない情報ですよね。長くサイトを運営していくには、レンタルサーバーが持つスペックの確認が重要事項です。

    サポート内容・対応言語で選ぶ

    海外サーバーのコントロールパネル(管理画面)は、多くがデフォルトの仕様で英語です。しかし、多くのサーバー会社で日本語へ言語変更できます。
    とはいえ、何かトラブルがあった時に、日本語でチャットやメールの対応が可能な海外のレンタルサーバー会社はほとんどないのが現状です。

    当然ですが、トラブルがあった時の通知やメンテナンス状況など、対応やメールはすべて現地の言語や英語です。
    ホームページの海外展開を考えている場合、英語が堪能な担当者を一人は確保しておくのをおすすめします。

    おすすめの海外サーバーをご紹介

    今回、価格・回線速度・容量・サポート対応の4点から、総合的に判断しおすすめの海外サーバーを3つ選定しました。まずは海外サーバーの会社ごとにもっとも標準的なベーシックプランをご紹介します。

    また、ユーザーが初めに目にする重要部分である「コントロールパネル(管理画面)」についても少し触れます。

    ● Bluehost
    ● SiteGround
    ● Dreamhost

    Bluehost

    Bluehostのキャプチャ

    Bluehost HP

    アメリカユタ州オレムを拠点とするウェブホスティングプロバイダーであり、レンタルサーバーの老舗です。そしてなんといってもブログ・ホームページCMS大手のWordPress本家が推奨している海外レンタルサーバー会社でもあります。
    ひとつネガティブな評判をあげると「カスタマーサポートがイマイチ……」といった声ですが、優れたスペックを誇っています。海外を販路とした現地調査では英語でのやりとりが必須ですし、よい練習と思ってトライしてみてはいかがでしょうか。

    コントロールパネル(管理画面)は世界的に有名なcPanelを採用しています。cPanelは、サーバー管理用のコントロールダッシュボードの中でも、英語圏を含め世界中でとても人気があります。

    初期費用 $0
    月額費用$1.95/月~
    セキュリティSSL証明書、WAF
    ドメイン追加無制限
    無料期間一年間
    容量10GB
    サポート内容電話、ライブサポート、チャット、チケット(英語、ヒンディー語)
    (2024年2月現在)

    SiteGround

    SiteGroundのキャプチャ

    SiteGround HP

    ブルガリアのソフィアを拠点とするウェブホスティング会社です。稼働率99.9%と世界最高水準の安定したサーバー稼働率を誇ります。通信速度も定評があり、サイト訪問者の離脱をケアしつつ、開発者のイライラも防げます。

    独自のコントロールパネルを持ち、WPキャッシュ機能やワンクリックステージング機能など開発力の高い独自性もユニークです。

    初期費用 $0
    月額費用$3.99/月~
    セキュリティSSL証明書、WAF
    ドメイン追加都度購入
    無料期間なし
    容量10GB
    サポート内容電話、ライブサポート、チャット、チケット(英語・ブルガリア語)
    (2024年2月現在)

    Dreamhost

    Dreamhostのキャプチャ

    Dreamhost HP

    ロサンゼルスを拠点とするウェブホスティング会社です。こちらもBluehostと同様、WordPress.org公式の推奨サーバーです。
    海外サーバーの通信速度として、日本からのアクセスでもサイト表示スピードやFTPアップロード速度など抜群な点が特長です!サーバーの安定度も非常に高く、サーバーが落ちるのはめったにありません。
    業界最安値級であるにもかかわらず、プランによってはデータ転送無料のSSDストレージを採用しているので他社に見劣りしないスペックです。
    レンタルサーバー会社には珍しく、年契約ではなく、1か月/1年間/3年間の中から選べます。

    Dreamhostのコントロールパネルも、Bluehostと同様にcPanelを採用しています。
    世界中で人気のあるコントロールパネルだからこそ、サーバーの移行があっても移管後に馴染み深い管理画面で操作できればサーバーの引っ越しも安心ですよね。

    初期費用 $0
    月額費用$2.99/月~
    セキュリティSSL証明書、WAF
    ドメイン追加無制限
    無料期間なし
    容量無制限
    サポート内容ライブサポート、チャット(英語/スペイン語)
    (2024年2月現在)

    海外ではなく国内サーバーがおすすめの状況とは?

    ここまで海外のサーバーをご紹介しましたが、日本のホスティング業者も優れたサービスを展開しています。主に以下の2点においては、海外サーバーではなく国内のレンタルサーバーを選ぶのも選択肢のひとつです。

    国内向けのWebサイトやECサイトの場合

    自国のドメインとサーバーをセットで利用するのはSEO的にも効果が見込まれるため、日本国内のレンタルサーバー業者が望ましいといえます。

    すぐに対応必要なトラブルが発生した場合、迅速かつ安心のサポートを受けたい場合

    レンタルサーバー選びにおいて、まず何よりも重視したいのが、ちゃんとした安心感があるかどうかですよね。サーバーには会社の重要なデータを預けますので、妥協のない選択をしましょう。

    レスポンスを気にしなくて済む電話対応や、気軽に利用できるチャット対応など、カスタマーサポートの手厚さは絶対条件ではないでしょうか?

    海外サーバーの課題を解消!国内サーバー「スピーバー」

    レンタルサーバーのSpeeverのキャプチャ

    スピーバー HP

    スピーバーのサーバーが稼働している西日本のとあるデータセンターでは、24時間365日サーバーを監視し、常に異常がないかどうかの確認をしています。セキュリティ上、どこの県に所在地があるのかは明かせませんが、無停電装置に加えて自家発電設備を標準装備。万が一のトラブルで電力供給が完全に遮断された状況でも、サーバーがシャットダウンする心配はありません。

    自然災害の被災は避けられませんが、お客さまの大切なデータをお預かりしている立場から、できる限りご安心いただけるよう徹底した災害対策を実施しております。国内での物理的距離に関係なく、ストレスのない通信速度をお約束します。

    また、コントロールパネルとサーバーについては、初期設定状態から完全に日本語化されたPlesk(プレスク)を採用。Pleskは強力なセキュリティ機能を搭載しており、「サーバーの安全性を高めるファイアーウォール」「Webアプリケーション層への攻撃を防ぐWAF」「メールセキュリティを強化するウイルス・スパム対策」「スパムメールの踏み台防止対策」など、安全なWebサイト運用に欠かせないセキュリティ機能をご利用いただけます。

    さらに、拡張機能も豊富な上に簡単に設定できるのもポイントです。Webサイト運用、Web開発やセキュリティ強化に役立つ機能/サービスも気軽にご利用いただけます。

    スピーバーのサポートセンターでは、レンタルサーバーの導入前から、導入後・運用まで電話とメールでのサポート対応を一気通貫で行っております。
    導入前なら、サポート担当者による丁寧なヒアリングでお客さま一人ひとりに最適なプランのご案内も可能です。見積もりのご相談にももちろん対応いたします。
    導入後に頂いたお問い合わせは、状況を詳細にヒアリングし、問題の解決やご要望の実現に向け親身になって対応いたします。

    初期費用3,300円
    月額費用1,540円
    セキュリティSSL証明書、WAF
    ドメイン追加都度購入
    無料期間なし
    容量50GB
    サポート内容電話・メール(日本語)

    最後に、弊社では、第一章「海外サーバーの特徴」でお伝えしたドメインとサーバーのロケーション問題について.jpなどではなく.comや.netといったgTLDといわれる(ジェネリックトップレベルドメイン)の場合に海外展開SEOを応援するコンサルティングをしています。まずは自社サイトのコンテンツを豊富にさせてSEO分析をするところからですが、是非ご検討ください!

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